






椋本湧也『日常をうたう 〈8月15日の日記集〉』
<椋本湧也さんからの案内より>
94歳の祖母に太平洋戦争をめぐるインタビューを行い、その録音を聴いた27名の同世代に「8月15日」の日記を綴ってもらった日記集です。祖母へのインタビュー音源と、寄稿者による日記の朗読を収録した「音声版」(Webで配信)も作成しました。ぜひ聴きながらページをめくってほしい一冊です。
装丁は『深夜特急』を手掛けた装丁家・平野甲賀さんに師事した古本実加さん。
装画は現代画家の三瓶玲奈さん、音声版の楽曲はジャズマスターの秋吉敏子さんにご提供いただきました。これまでデザインを担当していた脇田あすかさんは寄稿で参加してくれています。
悪化の一途をたどる世界情勢のなかで、反戦の声を上げるとともに、私たちのなにげない日常を見つめ返すこと、そして「歴史」には記述されない一人一人の物語に耳を傾けることが重要だと考えています。日常に閉じられるのではなく、自らの日常を根拠にして開かれていくことができるか、という試みです。。
"日本では戦争を体験した世代が数を減らし、離れた土地では戦争が長期化するいま。戦争を体験していない私たちには何ができるだろう。94歳の祖母に話を聞くと、戦争が終わって最も嬉しかったのは「部屋の電灯が明るいこと」だったと教えてくれた。そしてこう思った。戦争とは日常を奪うものであり、なにげない日常こそが私たちを存在させてくれているのではないか、と。"
(「はじめに」より)
〈ルール〉
1.戦争をめぐる祖母との会話を聴いてください。
2.その上で「8月15日」の日記を書いてください。
3.日記を朗読してください。
作:椋本湧也
装丁:古本実加
装画:三瓶玲奈
楽曲提供:秋吉敏子
〈書誌情報〉
サイズ:127×177mm
ページ数:168
ISBN:978-4-600-01343-1
発行:2024年2月末
定価: 1,650円(税込)
朗読版:
https://podcasters.spotify.com/pod/show/utau0815
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